他人の弱点にどう向き合うか。組織のリーダーとして。

東京への一泊二日から帰ってきた。
やはり顔なじみの人が増えてくると、
東京も少しづつ、居心地が良くなってくる。

でも、いつも東京にいる時は仕事だなぁ。

僕の中では、色んな刺激をもらい続ける街。
だから行くのが、気持ち的に少し億劫なときもある。
でも楽しいことが増えてきたのは良いこと。

今日は「弱点」について。
まず、僕は強みとか弱点とかは表裏一体のものだと考えている。
その人の中に強い特性みたいなものがあって、それがまずは個性。
それが、いい面に出れば、強み。悪い面に出れば、弱点。

だから根本的には弱点は、なくすんじゃなくって
その人の特性(個性)なんだから、その人自身も周囲も
悪い面に出る可能性を下げる努力はするべきだ。

昔会った誰かが言っていた。
「障害者は弱点がハッキリしているから接しやすい。健常者は弱点がわからない」
色んな角度から見て否定することだってできる言葉だと感じたが
それよりも、その時は「一理あるな」と思った記憶がある。

自分が、東京でたくさん刺激を受けることすらも
自分の弱点の部分に、色んな体験が響いているんだと思う。
特に、大阪が拠点の私にとって、東京は常に「本番」が待っている。

弱点に響くと、色んな感情が生まれる。
例えば、人前がまだ苦手だと思っていた頃は少しできただけでうれしい。
また次、大きな仕掛けができるなって思う。

でも、苦手なことで失敗すると、自分の中でネガティブな感情はすごく大きい。
「こんなことやっちゃって、◯◯さんはどう思ったんだろう」とか
答えの無いところをずっと考えてしまったり…いわゆる、凹むとか悩むとかの状態になる。

僕はモチベーション今かなり出やすい状況にあるので
答えのないことに、負の感情を持ったりすると、とことん考えてしまう。

そして、その弱点に関する思考はあまり人に明かさない。
自分で持ち続けている「弱点」

あまり言葉にしたりしない、表に出さない「弱点」

組織で働いていると、他人の弱点にも出会う。
(ちなみに「きこえない」ことはうちではそれほど弱点ではない)

弱点に出会うというのは、嘘で、「あ、これはこの人の弱点だ!」なんて思わない。
成果が出ていなかったり、分かりやすくクオリティが低かったり・できてなかったり。
そんな時に、せいぜい「おい!!」ってなってるくらいだ。

そして、やっぱりきつい言葉の一つもかけたくなってしまう。
態度に出して、イライラしている自分を抑えられなくなってしまうこともある。

でも今日、憧れるようなひとつの正論に出会った。

「なんで、人の弱点が分かりそうな時に、自分が埋められるかって考えないのか」
「だから組織ってあるんじゃないのか」

街角インタビューで「組織ってなんであると思います?組織は何を目指すべきですか?」って聞かれたら
↑この正論答えちゃうやろな〜〜〜〜〜…!

でも肝心の実行のチャンスの時に、まだそれを一番最初に思ってない自分がいる。
難しい気がして、考えるのを避けて、その弱点の張本人に求めてしまう・期待してしまう。
そしてイライラが生まれてしまう。

もう絶対に、人の弱点にイライラしている組織より
誰がどう埋められるかって考えている組織のほうが強いのになー。
それが感謝になったり、また誰かの頑張る理由になっていくほうが
絶対にいいのになー!!!!!!!!

原因は、人の「できること」や「強み」ばかりを知ろうとしすぎた。
強みでかけ合わさるからこそ、成果の出る組織になると思い過ぎていた。

そりゃ強みだけ発揮してくれたらいいのかもしれないけど、都合の良すぎる話。

第一まず、自分がそれをできないから。

「強み」ばっかり探していると、「弱点」や「できないこと」にただ否定的になってしまう。
その部分もその人なのに、否定してたなぁ。

それが続くと、もう職場で弱点見せれなくなっちゃう。居づらい場になるなぁ。

言葉を聞いただけで、
ほんと、リーダーとして恥ずかしくなったし悔しい思いをした。
これこそマインドチェンジだ。

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